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<出発進行> 地下鉄東山線(3)

東山動植物園へと向かう階段。動物たちの写真の壁紙が貼られている=名古屋市千種区の地下鉄東山線・東山公園駅で

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◆Zooっと おもてなし

 サイ、カバ、シマウマ…。東山動植物園(名古屋市千種区)の面々の写真の壁紙が、最寄りの地下鉄東山公園駅の階段に貼られている。どの動物も出口の方を向き「一緒に行こう」と誘っているよう。同園が作り、今春にお目見えした。

 開園は一九三七(昭和十二)年。地下鉄東山線は六三年四月、池下−東山公園間が延伸され、それまでの市電に代わって動植物園の客を運び始めた。その年の入園者は前年より六十一万人増え二百四十六万人になった。

 東山公園駅が特に混雑したのは、動植物園にコアラがやってきた八四年秋。当時の駅助役、堀田勝さん(79)は「迷子が出た」と懐かしむ。きちんと案内できるよう動物園を歩いてコアラ舎までの道を覚えた。心意気は受け継がれ、今の首席助役の浅野祐貴さん(34)も「楽しんでもらう手伝いができるのが誇り」と語る。

 夏休みの東山公園駅。静岡県湖西市の小学五年藤田峻君に会った。お父さんと一緒に初の東山という。「コアラを見たいな」と言うと、階段を駆け上った。

 (文・塚田真裕、写真・布藤哲矢)

 

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