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<出発進行> 地下鉄東山線(1)

朝のラッシュで混み合う地下鉄東山線・名古屋駅ホーム=名古屋市中村区で

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◆細く長〜い にぎやかな駅

 ホームに人があふれている。地下鉄東山線名古屋駅。狭く感じるのは、人の多さのせいばかりではない。

 上りと下りの線路に挟まれた島式ホームで、幅約九メートル。同じ島式の栄駅より二メートル狭い。長さ二百メートルで、栄駅より八十メートル長い。名古屋市交通局の元職員池田誠一さん(75)は「想定外が重なった結果」と解説する。

 戦後に始まった東山線建設。名古屋駅は当初、国鉄駅ホームを借り、付近は地上を走る構想だった。占領期の財政引き締めなどのために着工できぬうち、事情が変わったとして国鉄に借用を断られた。予定外の地下化。経費節減のため、トンネル断面を小さくした。

 一九五七(昭和三十二)年の開業後、乗客は予想より増え、六八年にホームを伸ばした。ホームを挟む上りと下りの停車位置をずらし、狭さを補っている。

 二〇二七年にはリニア中央新幹線の東京・品川−名古屋間が開業。名駅はさらににぎやかになる。市担当者は「乗り換えやすくするため、駅全体の構造を検討中」と話す。地下鉄駅もまた、姿を変えそうだ。

 (文・塚田真裕、写真・布藤哲矢)

 名古屋の戦後の成長を支えてきた地下鉄東山線。沿線のまちや人々の表情を描く。

 <地下鉄東山線> 高畑(名古屋市中川区)−藤が丘(同市名東区)間の20・6キロで22駅。名古屋市営地下鉄では最古の路線で、1957(昭和32)年11月、名古屋−栄町(現・栄)間の2・4キロが開通したのが始まり。その後、順次、延伸された。69年4月の中村公園−名古屋間開業に合わせ、68年に名古屋駅ホームが延伸された。82年9月に高畑−中村公園間が開業し、今の路線の姿となった。

 

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