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安否不明なお60人超 西日本豪雨、高齢者目立つ

ガレージの屋根近くまで土砂に埋まった家屋付近を捜索する警察官=11日、広島県呉市天応地区で

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 西日本豪雨で岡山県は十一日、広範囲にわたって浸水した倉敷市真備町地区を中心に多くの安否不明者がいると明らかにし、把握済みだった人を含めて氏名を公表した。うち約三十人の生存が確認されたが、なお不明者は七府県で六十人を上回っており、高齢者が目立つ。安倍晋三首相は大規模で深刻な被害を踏まえ、激甚災害に指定する考えを表明した。

 菅義偉官房長官は記者会見で、死者が計百七十六人に上ったことを明らかにしている。共同通信の各府県まとめで死者は十二府県で計百七十四人。被災地では厳しい暑さの中、土砂災害や浸水被害があった現場で、警察や自衛隊などが捜索を続けた。政府は持ち回り閣議で、自衛隊OBで構成する「即応予備自衛官」を招集する方針を決めた。

 岡山県によると、県内の不明者の大半は真備町地区の住人。小田川と高馬川の堤防が決壊し、面積の約三割に当たる一帯が浸水した。四十九人の死亡が確認され、大半が溺死とみられている。同地区の住宅などの捜索はほぼ終わっており、国土交通省は十一日、浸水がほぼ解消したと発表した。

 岡山県は、家族や知人と連絡が取れないといった情報を集約し、警察や消防、各自治体との確認作業を進めた上で同日、多くの不明者の存在を明らかにした。死者との重複はないといい「不明者を特定して捜索に役立てるため」との理由で、氏名を公表した。

 

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