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西日本で記録的大雨続く 17人死亡50人安否不明

広島市安佐北区の土砂崩れ現場=7日午前8時53分

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 西日本を中心に七日、記録的大雨で土砂崩れや水害が相次ぎ、五日以降、共同通信のまとめでは広島県で十人、愛媛県で三人、大阪府と滋賀、兵庫、岡山各県で各一人の計十七人が死亡した。安否不明者は五十人を超え、京都府と福岡県で各一人が心肺停止。人や車、住宅の被害がさらに広がる恐れがある。菅義偉官房長官は七日、救助が必要な事案を百件以上把握し、警察、消防、自衛隊が約四万八千人態勢で捜索救助活動をしていると語った。警察庁は災害警備本部を設置した。

 広島県では、東広島市で、四十代女性が土砂崩れに巻き込まれるなど四人が死亡した。三原市では六日夜、「家に土砂が流れ込んだ」と一一九番があり、男性一人が死亡。福山市で七日午前五時すぎ、住民から「水路に人が倒れている」と連絡があり、六十代男性が死亡、府中市でも住宅が土砂崩れに巻き込まれ、高齢女性が死亡した。浸水被害が発生した呉市でも子どもの遺体が見つかった。

 滋賀県高島市では七日、男性(77)が用水路に流され死亡。愛媛県宇和島市では住宅二棟に土砂が流れ込み、生き埋めになった二人が死亡した。

 岡山県笠岡市の「ヒルタ工業」で七日未明、土砂崩れがあり、生き埋めとなった作業員六人のうち一人が死亡した。

 広島県では、竹原市で六日深夜以降、三カ所で土砂が住宅に流入、四人と連絡が取れていないとの情報がある。

 岡山県内では五日以降、高梁市や井原市などで少なくとも九人の安否が分かっていない。高梁市の特別養護老人ホーム「ホタルの里」で、川の氾濫により一階が水没し、二階に利用者ら約八十人が一時取り残された。同市のJR備中広瀬駅付近の道路が冠水し、十数人が住宅の屋根に避難した。

 井原市で六日夜、住宅に土砂が流入し、女性が安否不明。総社市の国道180号では、川からあふれた水が押し寄せ、二人と連絡が取れなくなった。七日未明には倉敷市で「二人が流された」と通報があった。

 山口県岩国市で住宅に土砂が流れ込み、一人が安否不明。松山市の怒和(ぬわ)島では、家に土砂が流れ込み、子供二人と三十代女性が取り残されたとみられる。

 京都府では、綾部市で住宅二棟が倒壊し、数人が土砂崩れに巻き込まれたとみられる。舞鶴市では土砂崩れで一人が安否不明になったほか、道路の水没で約三千七百人が孤立状態となった。兵庫県宍粟市では、家が近くの川に押し流されて住民男性と連絡が取れない。

 総務省消防庁によると七日午前五時半現在、広島県を除き四百七十二万人に避難指示・勧告が出た。

 

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