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名古屋外大、留学全国1位 全額補助など支援厚く

 大学生が海外を志さない「内向き志向」が指摘される中、名古屋外国語大(愛知県日進市)は全学生を対象に留学費用を補助したり、海外のテーマパークで働きながら学ぶ制度を始めたりと、積極的な支援策を展開している。英教育専門誌が三月発表した世界大学ランキング日本版の「海外へ留学する学生割合」の指標で、名古屋外大は全国一位となった。

 先月下旬、同大で開かれた留学説明会。「一定の語学力が必要ですが、制度を使えば留学費用は全額免除されます」。出席した学生たちは担当者の説明に真剣に耳を傾けた。英国留学を希望している外国語学部二年の永野舞夏さん(19)は「海外の友人をたくさんつくり、文化や価値観の違いを体感したい」と語った。

 経済協力開発機構(OECD)などの調査では、二〇一五年の日本人留学者数は五万四千六百人。ピークだった二〇〇四年に比べて三割以上も減った。

 今回の指標は一六年度の一年間に海外留学した学生数を総学生数で割って算出。名古屋外大は24・4%で、東京外国語大などを抑えて全国トップだった。

 名古屋外大では四年間で大半の学生が一回は留学を経験する。一〇年に全学生を対象に留学費用を全額補助する制度を導入し、留学先の授業料や居住費、往復航空費などを支給。一人当たりの補助額は百万〜二百万円前後になる。留学先は米国、英国、中国など二十一カ国、百二十八校。留学期間は半年から一年半で、留学先の単位が、卒業に必要な単位として認定されるため休学の必要もない。

 また一一年には、米フロリダ州のテーマパーク「ディズニーワールド」で働きながら勉強するプログラムを導入。昨年はカナダの大学で客室乗務員などの航空サービスを学ぶプログラムも始めた。亀山郁夫学長は「中部地方は経済が堅調で、内向き志向が特に強いと言われるが、将来の地域の発展を支える人材が海外で学ぶことは大切だ」と語る。

 (坪井千隼)

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