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<出発進行> 天竜浜名湖鉄道(4)

天竜浜名湖鉄道の金指駅近くを走る列車。線路沿いに太陽光パネルが並んでいた=浜松市北区で

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 天竜浜名湖鉄道に乗り、浜松市内の風景を眺めていると、太陽光パネルの多さに気付く。民家の屋根のみならず、線路沿いの山の斜面にも置かれている。

 浜松の日照時間の長さは全国屈指。本州南岸で緯度が低く、日は長い。北西から近づく雪雲は愛知県の山間部などに阻まれ、冬も晴れる。旧三ケ日町で栽培されるミカンも、豊富な日照で、甘さと色づきが増す。

 浜松市内の太陽光発電設備は十キロワット以上の産業用で六千五百カ所超あり、市町村別で全国トップ。シラスウナギの不漁もあり、浜名湖のウナギ養殖に往時の勢いはないが、かつて養鰻(ようまん)池だった湖周辺の土地にも発電設備が増えている。

 浜松市北区の金指(かなさし)駅近く。主婦間宮美香さん(37)の家にも、屋根に太陽光パネルがあった。売電で月二万〜三万円得られるという。

 わんぱく盛りの七歳と三歳の男の子を育てるだけに「洗濯物が多く、よく乾くことがうれしい」と語る。故郷の群馬の冬は寒く、洗濯物は凍った。浜松では一日三回、洗濯することもあるという。

 (文・島将之、写真・布藤哲矢)

 

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