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15年に加計新学部話題か 首相と理事長会食時、愛媛県職員記述

獣医学部新設を巡り、愛媛県の職員が作成した記録文書

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 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市に開設した獣医学部を巡り、県と市、学園の幹部ら一行が二〇一五年四月二日、当時の柳瀬唯夫首相秘書官らと面会した際の記録文書を本紙は入手した。県の担当者が作成した文書には「先日安倍(晋三)総理と(加計孝太郎)同学園理事長が会食した際に、下村(博文)文科大臣が加計学園は課題への回答もなくけしからんといっているとの発言があった」と記されていた。

 安倍首相は昨年七月の国会で、学部開設計画を知った時期を「(加計学園が国家戦略特区の事業者に決まった)一七年一月二十日」と答弁した。文書の記載内容が事実なら、首相は一五年四月の時点で、加計学園の計画を知っていた可能性があり、答弁との整合性が問われることになる。

 文書は一五年四月十三日付で、県地域政策課が作成した「獣医師養成系大学の設置に係る内閣府藤原次長・柳瀬首相秘書官との面談結果について」。一行が柳瀬氏と内閣府の藤原豊・地方創生推進室次長(当時)と面会した際の主な発言を記録している。

 首相や下村元文科相の名前が出てくるのは柳瀬氏との面会録。発言者は不明だが、記述の冒頭に「加計学園から」とあることから、発言したのは同席した学園幹部とみられる。

 文科省のある元幹部によると、獣医学部開設を希望する加計学園と、開設に慎重な文科省は当時、水面下で交渉を続けていた。文科省は加計学園に既存の獣医大学との差別化を図ることなどを求めていたが、「満足な回答が出てこなかった」(元幹部)という。

 文書の中の「安倍総理と同学園理事長が会食した際に、下村文科大臣が加計学園は課題への回答もなくけしからんといっているとの発言があった」との記述は、そうした状況と符合する可能性がある。

 本紙は十日、安倍事務所と下村事務所、加計学園に質問状を送ったが、いずれも同日中に回答はなかった。

 

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