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北、6カ国協議に復帰意向 中朝首脳が会談 

26日、北京の人民大会堂で夕食会に臨む中国の習近平国家主席(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=朝鮮中央通信撮影・共同

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 【北京=城内康伸、浅井正智】中国を初めて訪問した北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、習近平(しゅうきんぺい)中国国家主席に対して、核問題解決のための六カ国協議に復帰する用意があると伝えていたことが二十八日、分かった。中朝関係筋が明らかにした。正恩氏は非核化には米国と韓国の「段階的な措置」が必要との考えを示し、制裁など「最大限の圧力」を維持する米国をけん制した。

 中国国営新華社通信と北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、正恩氏の訪中を正式に発表した。新華社によると、正恩氏は習氏に「(祖父の)金日成(キムイルソン)主席と(父親の)金正日(キムジョンイル)総書記の遺訓により、朝鮮半島の非核化実現に力を尽くす」と表明。「米韓が善意でわれわれの努力に応え、平和的な雰囲気をつくり、平和のための段階的な措置を取れば、朝鮮半島非核化の問題は解決できる」と述べた。

 習氏は「朝鮮半島情勢は今年に入り変化した」と、米韓両国との対話に前向きな姿勢に転じた北朝鮮の努力を評価。「中国は朝鮮半島問題で引き続き建設的な役割を果たす」と表明した。

 一方、朝鮮中央通信は、「朝鮮半島情勢の管理問題など重要事案について深く意見交換した」とだけ伝え、正恩氏の非核化についての発言も伝えなかった。

 六カ国協議は中国を議長国として北朝鮮、日本、米国、韓国、ロシアが参加して二〇〇三年八月に北京で初めて開催。〇五年九月には核放棄などを盛り込んだ共同声明を採択した。その後、非核化の検証方法を巡り対立が解けず、〇八年十二月の首席代表会合を最後に中断している。

 中国外務省の陸慷(りくこう)報道局長は二十八日の定例記者会見で、正恩氏が六カ国協議に復帰する意思を伝えたとの内容を確認する質問に「両国首脳の会談で半島情勢について多くの共通認識が得られた。六カ国協議の早期再開を推進することは関係各国が共同で努力すべきことだ」と答え、協議を巡り首脳間で何らかの合意があったことを示唆した。

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