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「政治五輪」駆け引き激化 米韓、対北協議/平壌、軍事パレード

 【平昌=共同】九日開幕する韓国・平昌冬季五輪は、核開発を続ける北朝鮮の参加で政治色が前面に出る異例の大会。八日は北朝鮮が平壌で軍事パレードを行った一方、ペンス米副大統領は韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領とソウルで会談し米韓の同盟関係を誇示。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キムヨジョン)氏らでつくる高官代表団は九日韓国入りし、十日に文氏との南北会談に臨む。五輪を機に各国の外交が活発化する。

 八日は朝鮮人民軍創建七十年の記念日。北朝鮮の軍事パレードは昨年四月以来で、米本土を射程に収める新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」が登場した。金正恩氏は演説で「(北朝鮮は)世界的な軍事強国に発展した」と強調して米国をけん制したが、核開発には触れなかった。

 軍事パレードは近年の慣例に反して外国メディアの取材は許可されなかった。国内に向けた行事と位置付けることで、五輪参加を通じ関係改善を進める韓国に配慮したとみられている。

 ペンス氏は八日、ソウルで文氏と会談し、北朝鮮の核・ミサイル開発阻止に向けた圧力強化策を協議した。米国としては日米韓の連携を確認し、五輪参加を通じて韓国を取り込もうとする北朝鮮の動きを封じ込めたい考えだ。

 北朝鮮の高官代表団は党序列二位の金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長がトップ。十日の南北会談に金与正氏が加わるかどうかについて、韓国大統領府関係者は「協議中」とした。安倍晋三首相も九日に訪韓し、文氏と会談する予定だ。

 一方、北朝鮮の「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」が八日夜、韓国北東部江陵(カンヌン)で公演を開催。会場付近では南北融和に反発する保守団体が抗議集会を開き、歓迎する市民らとにらみ合った。

 

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