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アフリカ54カ国が非難声明 トランプ氏発言「人種差別」

 【ワシントン=共同】トランプ米大統領がアフリカやカリブ海諸国を「くそったれ国家」と侮辱する発言をしたとされる問題で、トランプ氏への抗議が十二日、世界で広がった。AP通信などによると、国連に加盟するアフリカ全五十四カ国の大使らは米国で緊急会合を開き「常軌を逸した人種差別的な発言」と非難し、謝罪を求める共同声明を発表。欧州でも批判が相次いだ。トランプ氏は発言を否定している。

 トランプ氏は十二日、黒人公民権運動指導者キング牧師の誕生日に合わせて一月の第三月曜日を例年通り休日とする文書に署名。演説で今年がキング牧師暗殺から五十年になることに触れ「死を悼み、平等と自由、正義と平和という彼の夢に向かって闘う」と述べたが、トランプ氏自身の白人至上主義的な姿勢が改めて問題視されそうだ。

 署名式の後、記者団が「あなたは人種差別主義者か」などと質問したが、トランプ氏は何も答えずに会場を後にした。

 アフリカ連合(AU)は「最も強い言葉で非難する」との声明を出し「発言の撤回と世界のアフリカ人への謝罪」を要求。南アフリカなど各国で政治家や外務省が発言を糾弾し、ハイチの駐米大使は「発言したのなら謝るべきだ」と訴えた。

 欧州では国連人権高等弁務官事務所の報道官がジュネーブでの記者会見で批判し、ローマ法王庁(バチカン)の日刊紙は「侮辱的だ」と伝えた。

 全米黒人地位向上協会(NAACP)などの人権団体は声明でトランプ氏の姿勢を追及した。

 一方、白人至上主義やネオナチの団体は十二日、トランプ氏は「真実を語った」と絶賛した。

 

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