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日馬富士が貴ノ岩に暴行 瓶で殴り大けが、休場

稽古を終え、報道陣の取材に応じる横綱日馬富士=14日午前、福岡県太宰府市で

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 大相撲の東横綱日馬富士(はるまふじ)(33)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が十月の秋巡業中に平幕貴ノ岩(27)=本名アディヤ・バーサンドルジ、モンゴル出身、貴乃花部屋=を殴るなどの暴行を加えて大けがを負わせたことが分かった。日馬富士は謝罪し、十四日の九州場所三日目からの休場を決めた。酒席でのトラブルだったという。

貴ノ岩

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 現役横綱による極めて異例の不祥事により、日本相撲協会は厳しい処分を科す可能性がある。

 協会関係者によると、日馬富士は十月二十六日夜に鳥取県内で、感情のもつれなどから貴ノ岩にビール瓶などで暴力を振るったとされる。貴ノ岩は「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」と診断され、十一月に一時入院。九州場所は初日から休場している。

 日本相撲協会幹部は、九州場所を開催中の福岡国際センターで対応を協議した。春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)によると、八角理事長(元横綱北勝海)ら執行部が両力士の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と貴乃花親方(元横綱)から事情聴取。

 日馬富士は二〇〇一年初場所に「安馬(あま)」のしこ名で初土俵を踏み、軽量ながらスピード感あふれる相撲と闘争心で〇四年九州場所に新入幕。現在のしこ名となった大関時代の〇九年夏場所で初優勝を遂げ、一二年秋場所後に第七十代横綱に昇進した。数々のけがに苦しみながら、先場所は逆転で九度目の優勝を達成した。

◆神妙に「深くおわび」

 暴行問題が浮上した大相撲の横綱日馬富士は十四日、福岡県太宰府市の伊勢ケ浜部屋宿舎でいつも通り、朝稽古を行った。午前八時半ごろ、詰めかけた三十人ほどの報道陣から暴行について問われると、「そうなの?」とひと言話し、稽古場へ。一時間半ほど汗を流した後、改めて報道陣に対応した。

 神妙な面持ちで稽古場から出てきた日馬富士は「貴ノ岩のけがについては貴乃花親方、貴乃花部屋後援会の皆さま、相撲協会、部屋の親方に大変ご迷惑をおかけしたことを、深くおわびいたします」と話し、疑惑を招くような行為があったことを事実上、認めた。

 さらなる報道陣の問い掛けには「これ以上のことは親方が帰ってきてから」と話し、細部については答えなかった。

 師匠の伊勢ケ浜親方は日馬富士の稽古中に宿舎をスーツ姿で出た。「協会に行く」と話し、福岡市で開かれた日本相撲協会の会合に出向いた。午前十時三十分すぎに戻ると、日馬富士とともに、同県田川市の貴乃花部屋宿舎を訪ねたが、貴乃花親方は不在で面会はできなかった。

 

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