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ホームドア、列車ごとに開閉調整 QRコードで乗車位置伝達

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 自動車部品大手デンソーの子会社「デンソーウェーブ」(愛知県阿久比町)は十三日、同社が開発したQRコードを活用し、低予算で鉄道駅のホームドアを設けられる世界で初めての新技術を東京都交通局と共同開発したと発表した。国内外から多くの観光客の来訪が見込まれる二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックに向け、転落・接触事故の防止につなげる。

 導入を計画しているのは複数の鉄道事業者が乗り入れている東京の都営地下鉄浅草線。車両とホームのドアを連動させるには通常、車両とホーム双方に通信機器の設置が必要だが、浅草線は京成、京急、北総、芝山の各線から形や編成車両数の異なる電車が乗り入れ、作業に多くの費用と時間を要するため、ホームドア設置が進んでいなかった。

 新技術は、車両ドアのガラス部分に車両数やドアの数の情報を盛り込んだQRコードを貼り、ホームにあるスキャナーが読み取ることで、列車ごとに異なる車両ドアの位置に合わせてホームドアを効率的に開閉させることができる。

 これまでの方法では通信機器設置など一編成につき数千万円かかる改修費が不要になるため、コストが大幅に減らせる。東京五輪が開かれる二〇年までに乗降客が多い新橋、大門、三田、泉岳寺の四駅に設け、他の駅にも広げる。デンソーウェーブの担当者は「将来は各地の鉄道事業者での採用を目指す」と話している。

 名古屋市の地下鉄でも、名鉄犬山線、同豊田線と相互に乗り入れている鶴舞線にはホームドアが設置されていない。市交通局の担当者は「市単独での設置は難しく、名鉄との調整が必要になる」と話している。

 

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