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カタルーニャ独立賛成9割 投票率42%

1日、スペイン北東部カタルーニャ自治州バルセロナで、独立を問う住民投票を終え、集まった人たち=ロイター・共同

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 【バルセロナ=竹田佳彦】スペイン北東部カタルーニャ自治州の分離独立の是非を問う住民投票で、州政府は二日未明(日本時間同日朝)、賛成票が九割に上ったとの暫定開票結果を発表した。中央政府は違法な投票だとして全国から警官隊を動員して妨害。州政府は、警官隊と住民の衝突による負傷者が八百四十四人に達したと発表した。

 州政府によれば有権者五百三十四万人中、二百二十六万人が投票し、投票率は約42%だった。

 州政府のプチデモン首相は投票締め切り後のテレビ演説で「カタルーニャ市民は独立国を持つ権利を得た」と明言した。州法では賛成多数の場合、投票率にかかわらず、州議会が四十八時間以内に独立を宣言すると規定。州政府が早ければ二日にも独立宣言に突き進む可能性が出てきた。

 中央政府は全国から約四千人の警察官を派遣し、各地で投票箱を押収するなどして投票阻止に動いた。州政府は、警官との衝突で多数の負傷者が出たことを受け、中央政府を支持する欧州連合(EU)に対し「この現実から目を背けてはいけない」とけん制した。

 一方、中央政府のラホイ首相は一日夜、「謀略によるスペイン国家への攻撃だ」「見せ掛けだけの民主主義」と州政府を非難し、投票そのものを認めない考えを改めて強調した。

 独自の言語や文化を持ち、経済的に豊かなカタルーニャは歴史的に独立志向が強く、二〇一四年にも非公式の住民投票を実施。独立賛成が八割だったが、投票率は約35%だった。

 

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