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小池氏「日本をリセット」 希望結党、出馬は否定

「希望の党」を設立し、気勢を上げる(前列左から)細野豪志氏、長島昭久氏、東京都の小池百合子知事、若狭勝氏、中山恭子氏、福田峰之氏=27日午前、東京都内のホテルで

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 小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」は二十七日、都内のホテルで結党の記者会見を開いた。小池氏は「しがらみのない政治、大胆な改革を築く。日本をリセットするために希望の党を立ち上げる」と表明。都知事の職は続投し、今回の衆院選には出馬しない考えを明言した。

 小池氏は「今こそ、しがらみのない政治を大胆に行っていかなければならない」と強調。「北朝鮮情勢がこういう中で政治空白があっていいはずがない」と述べた上で「安倍晋三首相が(衆院)解散をうたっている。であるならば改革のチャンスだ」として、全国規模で候補を擁立する意向を示した。「これから多くの仲間が増えていく」と語った。

 小池氏は「改革する精神のベースにあるのは保守の精神だ。寛容な改革の精神に燃えた新しい政党だ」と語った。

 会見には若狭勝衆院議員、細野豪志元環境相ら十四人の国会議員が出席した。細野氏が綱領を発表し「寛容な改革保守政党を目指す」「情報公開を徹底し、『しがらみ政治から脱却』」「税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)の徹底」など六項目を掲げた。

 小池氏は先の会見で党の理念として(1)希望の政治(2)希望を守る環境・エネルギー(3)改憲−などを提示。具体策に「原発ゼロ」を明記した。消費税増税は「景気回復に水を差す恐れがある」として、是非を議論すべきだと主張した。

    ◇

 「希望の党」の設立記者会見に参加した国会議員は次の通り。(敬称略)

 【衆院】細野豪志(当選六回、静岡5区)▽松原仁(六回、比例東京)▽笠浩史(五回、神奈川9区)▽長島昭久(五回、比例東京)▽後藤祐一(三回、神奈川16区)▽福田峰之(三回、比例南関東)▽若狭勝(二回、東京10区)▽野間健(二回、鹿児島3区)▽鈴木義弘(二回、比例北関東)▽木内孝胤(二回、比例東京)▽横山博幸(一回、比例四国)

 【参院】行田邦子(二回、埼玉)▽中山恭子(二回、比例)▽松沢成文(一回、衆院三回、神奈川)

◆寄り合い所帯 政策の明示を

<解説>

 東京都の小池百合子知事が旗揚げした新党「希望の党」。小池氏は会見で「改革のチャンス。皆さんに希望を抱いていただけるよう、変えるところは大胆に変える」と強調し、綱領に「しがらみ政治からの脱却」「情報公開」などを盛り込んだ。いずれも小池氏の持論だが、具体性には乏しい。

 小池氏は二〇一九年十月に予定する消費税増税の是非を議論すべきだと主張するが、巨額の借金を抱える国の財政をいつまでに、どう健全化させるのか。エネルギー政策で「原発ゼロ」を掲げたが、どのような工程を考えているのか。国民に分かりやすく説明すべきだ。

 安倍晋三首相が衆院解散を表明したのは突然で、準備に時間がかかるのは理解できるが、聞こえがいい政策ばかりを並べても、選択肢を示したとはいえない。

 結党メンバーには自民、民進、日本のこころ三党の離党者や無所属議員十四人が集まった。衆院選を勝ち抜くための「寄り合い所帯」との印象はぬぐえない。理念も政策も違う三党に所属していた議員をまとめるためにも、具体的な政策を打ち出す必要がある。

 (政治部・木谷孝洋)

◆希望の党綱領ポイント

 ▼寛容な改革保守政党

 ▼情報公開の徹底、しがらみ政治からの脱却

 ▼希望を持って暮らせる生活基盤の構築

 ▼現実的な外交・安全保障政策

 ▼税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)の徹底

 ▼多様な人生を送れる社会の実現

 

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