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核燃料取り出し3年遅れ 福島第一、廃炉工程表を改定

 政府は二十六日、関係閣僚会議を開き、東京電力福島第一原発の廃炉に向けた中長期ロードマップ(工程表)を改定した。1、2号機のプールに残る使用済み核燃料の取り出し開始時期を、現行計画の二〇二〇年度から「二三年度めど」に遅らせることを正式に決めた。1〜3号機の溶融核燃料(デブリ)も、最初に取り出しを行う号機の選定と詳細な取り出し工法の確定時期を一八年度前半から一九年度に遅らせた。

 一一年十二月に策定された工程表の改定は四回目。1、2号機のプールの燃料取り出しは一五年六月の前回改定でも時期を遅らせており、見直しは三回目となる。「三十〜四十年後の廃炉完了」は今回も維持したが、主要工程の目標時期見直しが相次ぎ、計画通り完了できるか不透明さが一層、増した。

 3号機プールからの取り出しは今年一月に見直したばかりで、現行の一八年度半ばを維持した。

 デブリの取り出し開始時期は二一年内を維持したものの、初号機の詳細な取り出し工法の確定時期を一九年度に遅らせたことで、作業開始までの期間が短くなり、目標達成がより難しくなりそうだ。

 プール燃料の取り出し遅れに関し、経済産業省は「1号機格納容器を覆うふたのずれなど新たな課題が判明したため」と説明。デブリについては「時間をかけて丁寧に検討し、二一年の取り出しに間に合わせたい」と話した。工程表には、デブリ取り出しは原子炉格納容器を水で満たさない「気中工法」を軸に進め、格納容器底部の横側から始める方針も明記した。

 

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