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糖尿病疑い初の1000万人 高齢化影響、予備軍は100万人減少

 糖尿病が強く疑われる成人男女が二〇一六年時点で推計約一千万人に上ったことが二十一日、厚生労働省の国民健康・栄養調査で分かった。前回調査の一二年から五十万人増となり、初めて大台に乗った。一方、糖尿病予備軍とされる人は前回より百万人減の約一千万人だった。

 厚労省の担当者は「患者増は、糖尿病になる割合が高い高齢者が増えていることが影響している」と分析。予備軍減少は「メタボリック症候群への対策が進んだため」とみている。

 厚労省は糖尿病が強く疑われる人を二二年度までに一千万人に抑制する目標を掲げている。今回の調査で、予備軍は減っているものの、患者と強く疑われる人の増加は続いていることが判明した。

 調査は一六年十〜十一月、無作為抽出した約二万四千世帯に実施、一万世帯余りから回答を得た。

 血液検査で血糖状態を示すヘモグロビンA1cが基準値以上となり糖尿病が強く疑われる人は12・1%。全国では約一千万人と推計される。〇二年は約七百四十万人、〇七年は八百九十万人、一二年は九百五十万人と増え続けている。基準値に達しないもののヘモグロビンA1cの値が高い予備軍は一千万人でピークだった〇七年の千三百二十万人に比べて約24%減った。

 糖尿病は初期には自覚症状が出にくく、治療の遅れにより重症化するケースもある。厚労省は「バランスの良い食事や適度の運動など生活習慣の改善に取り組んでほしい」としている。

 

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