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東海北陸道・西尾張IC工事、大幅遅れ 完成は20年度前後に

西尾張ICの建設が遅れている一宮JCT。後方は東海北陸自動車道=愛知県一宮市で、本社ヘリ「まなづる」から

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 愛知県が一宮市で進めている東海北陸自動車道の西尾張インターチェンジ(IC、仮称)の設置工事が大幅に遅れ、本年度の完成予定が二〇二〇年度ごろにずれこむ見通しであることが分かった。予定地付近の水道管の移設工事などに時間を要したため。当初の計画では一三年度の完成予定だったが、工事の遅れで本年度に変更しており、二度目の完成延期となる。

 西尾張ICは名神高速道路と交わる一宮ジャンクション(JCT、一宮市)で計画。名古屋港や西尾張地域など愛知県西部から東海北陸道を利用しやすくし、岐阜県や北陸などとの行き来の利便性を高めようと、愛知県が〇九年度に事業化した。南北に走る西尾張中央道から東海北陸道へ接続する。名神高速道への出入りはできない。

 現在、一宮市など西尾張地域から東海北陸道で岐阜、北陸方面へ向かう場合、一宮JCTの北三・五キロにある尾西ICか、さらに北の一宮木曽川IC(ともに一宮市)に一般道で行く必要がある。途中には名鉄尾西線の踏切などがあり、慢性的に渋滞が発生。解消に向け、地元の経済界には西尾張ICの早期完成を望む声も少なくない。

 だが、愛知県一宮建設事務所などによると、水道管の移設工事や用地買収などが難航。一三年度の完成予定を一七年度に延ばしたが、まだ、橋桁や道路本体の基礎工事などの段階にとどまっている。県道路建設課の小川秀史課長は工事の遅れを認め、「完成は二〇年度前後になるのではないか」と話している。

 同事務所によると、総工費は約七十億円。昨年度までに三十五億円を費やした。延期による事業費の増額は予定していない。

 (清水裕介)

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