トップ > 一面 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

一面

稲田氏不在、解明進まず 日報閉会中審査

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題を巡り、衆参両院で国会閉会中審査が十日行われた。陸上自衛隊が廃棄したと説明した日報のデータを実際には保管していた事実を、稲田朋美元防衛相に報告していたかどうかについて、政府側は特別防衛監察の曖昧な結論を追認する答弁を繰り返し、真相解明は進まなかった。

 衆院安全保障委員会と参院外交防衛委員会で野党側は、特別防衛監察で聴取した証言の詳細や、物証とされる手書きメモの存否をただしたが、防衛省側は説明を拒否。小野寺五典防衛相は「(監察結果は)独立性の高い監察本部で公正中立に判断した」と強調し、第三者機関による再調査にも応じなかった。

 野党側が招致を求めていた稲田氏や岡部俊哉前陸上幕僚長、黒江哲郎前防衛事務次官らは、与党の反対で出席しなかった。民進党の大野元裕氏は「稲田氏の記憶を、小野寺防衛相が答えられるのか」と抗議。野党側は、稲田氏らが出席しての閉会中審査や、早期の臨時国会召集を求めている。

 防衛省が七月末に公表した特別防衛監察の結果では、稲田氏への報告について「(陸自側から)何らかの発言があった可能性は否定できない」と指摘したが、関係者の証言が異なるとして、事実認定までしていない。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索