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安倍新内閣、午後発足 逆風、安定重視の布陣

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 安倍晋三首相(自民党総裁)は三日午後、内閣改造を行い、第三次安倍第三次改造内閣が発足する。河野太郎前行政改革担当相を外相に、野田聖子・元党総務会長を総務相に起用し、閣僚十九人が内定した。自民党は同日午前の臨時総務会で岸田文雄政調会長ら新役員を正式決定した。

 首相は臨時総務会で「安倍内閣・自民党に国民の厳しい目が注がれている。私自身、至らない点があり、こうした状況を招いたことを深く反省している。反省すべきところは反省し、信頼を勝ち得るよう責任を果たしたい。新たな布陣で政治基盤を構築し、政策を前に進めたい」とあいさつした。南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題や学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題に対する国民の批判が念頭にある。

 麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉(すがよしひで)官房長官を続投させて政権の「骨格」を維持するとともに、閣僚の不適切な発言などで内閣支持率が急落したことを踏まえ、閣僚経験者を多く起用した。

 防衛相には小野寺五典元防衛相を再起用、文部科学相に林芳正元農相をあてる。法相は上川陽子元法相を、五輪担当相は鈴木俊一元環境相。岸田氏の前任の自民党政調会長だった茂木敏充氏は経済再生担当相に就任する。

 「お友達内閣」との批判をかわすため、首相と一定の距離を置いてきた河野、野田両氏を起用した。

 女性閣僚は野田氏と上川氏の二人。前回の改造時は三人だった。

 自民党の新役員は、二階俊博幹事長、高村正彦副総裁が再任。岸田政調会長のほかに、総務会長に竹下亘国対委員長、選対委員長に塩谷立元文科相、国対委員長に森山裕前農相、幹事長代行に萩生田光一官房副長官が就いた。

 小泉進次郎農林部会長は柴山昌彦首相補佐官とともに筆頭副幹事長に就任する。

◆改憲の議論は「国民と丁寧に」 岸田政調会長

 自民党の新たな政調会長に就任した岸田文雄氏は三日の記者会見で、党内で進められている改憲論議について「どこを議論し変えていくのかが大変重要で、九条もさまざまな議論がある。まずは党内での丁寧な議論が重要だ。憲法は国民のもので、議論を国民と丁寧に進めたい」と強調した。

 安倍晋三首相は憲法への自衛隊明記など、党の改憲原案を秋の臨時国会に提出すると表明している。岸田氏はこれまで、九条改憲は当面不要としており、政調会長になっても持論を展開したといえる。

 高村正彦副総裁も記者会見で、党の改憲原案について「(秋の臨時国会に)出せればいいが、党内はもちろん、各党の考え、国民全体の雰囲気をしっかりみながらやる。目標は絶対ではない」と語り、先送りする可能性に言及した。

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