トップ > 一面 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

一面

トヨタ、五輪向けEV開発 量産の原型、世界に発信

写真

 トヨタ自動車は、二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックに提供する特別モデルの電気自動車(EV)を開発する。トヨタ初のEV専用車で、二二年にも国内で販売を始めるEVの原型となる。「未来社会のショーケース」と位置付ける東京五輪で国内外にEVをアピールし、普及に弾みをつける。

 トヨタは、一九年に中国で量産型EVの発売を目指す。既存の小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「C−HR」をベースに改造するが、五輪には初めてEVとして車体などを専用に開発したモデルを投入する。二二年に次世代の「全固体電池」を搭載して国内での発売を目指す量産EVにつなげる。

 五輪向けEVは、会場や選手村周辺で大会関係者や要人の送迎などに活用するとみられる。自動運転や安全に関する最新システムも結集させる。市販はせず、限定のモデル車両とする。搭載する電池は従来のリチウムイオン電池となる見込み。

 トヨタは、東京五輪を舞台に環境負荷の少ない持続可能な車社会のあり方を示そうとしている。充電スタンドなどEV利用を支えるインフラ整備も加速させ普及のきっかけにしたい考え。

 また、トヨタが「究極のエコカー」として注力する燃料電池車(FCV)でも五輪特別モデルを開発する。一四年末に世界に先駆けて発売した「ミライ」の航続距離を延ばすなどの改良を加えた車両を大会に提供する。

 トヨタは五輪の二〇年をめどにミライの生産体制を一七年の十倍の年三万台に増やす予定。五輪前後に高級ブランド「レクサス」のFCVを投入し、二一年にもミライを全面改良する計画があり、五輪を機に開発と普及を加速させる。

 トヨタは国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)との間で最高位のスポンサー契約を結んでいる。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索