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米艦の不明7人、全員死亡か 衝突現場海域の捜索終了

 静岡県・伊豆半島沖でコンテナ船と衝突した米海軍イージス駆逐艦フィッツジェラルドの乗組員七人が不明になった事故で、米海軍は十八日、複数の遺体を収容したと公表した。米ABCテレビなど主要メディアは七人全員が死亡したと報じた。米海軍第七艦隊司令官ジョセフ・アーコイン中将は米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)で会見し、艦内の捜索を終了したと表明。第三管区海上保安本部(横浜)は、海上に不明者はいないとの連絡を米海軍から受け、現場海域の捜索を打ち切った。

 米海軍によると、衝突でイージス艦の右舷中央の船底付近に大きな穴が開き、急激に海水が流入、百十六人が使う居室部分などに浸水した。十八日午前、居室部分で遺体を発見。アーコイン中将は「家族らに通知しなければならず、現時点で何人を発見したかは明らかにできない」と説明した。

 米海軍は担当者を任命して事故当時の状況などを調査。アーコイン中将は「何が起きたのか分かっていないので推測しない」と衝突原因への言及を避けた。イージス艦については日米地位協定で一次裁判権が米側にあるため、海保が情報提供を依頼しており、「必要があれば日本の捜査機関に協力する」と述べた。

 三管は、東京・大井埠頭(ふとう)に停泊しているコンテナ船の乗組員らから引き続き事情聴取し、業務上過失往来危険容疑を視野に捜査している。運輸安全委員会の船舶事故調査官も、事故当時に見張りをしていた船員や船長の聞き取りを実施した。

 捜査関係者によると、乗組員は「イージス艦と同じ方向に航行していてぶつかった」と話しており、イージス艦の右後方からコンテナ船がぶつかった可能性がある。海保はイージス艦とコンテナ船の進路や見張りの状況などを詳しく調べる。

 

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