トップ > 一面 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

一面

「昇龍道」新組織、トップに英国人 欧米から集客強化

アシュリー・ジョン・ハーヴィー氏

写真

 中部地方に訪日外国人を呼び込む昇龍道プロジェクトの新たな事務局として五月に発足する「中央日本総合観光機構」(名古屋市)の最高執行責任者(COO)に英国人のアシュリー・ジョン・ハーヴィー氏(44)が起用されることになった。

 最高経営責任者(CEO)には中部経済連合会の豊田鐵郎会長が就くが、ハーヴィー氏は実務を取り仕切る事実上のトップとなる。外国人の視点を取り入れ、欧米からの集客を強化する。観光団体が外国人をトップに迎えるのは珍しい。

 ハーヴィー氏はロンドン出身で、英国政府観光庁のエリアマネジャーに当たる日本・韓国代表を務め、日本から英国を訪れる観光客を増やすことに尽力。東京の外資系旅行会社で訪日客向け商品企画を担当したマーケティングの専門家だ。

 中部の外国人宿泊者数の国別割合を見ると、昨年は中国人が39%と全国平均の26%を大きく上回り、中国への依存度が高い。欧米人は8%で全国平均の13%を下回る。欧米の旅行者は滞在日数がアジア系より長く、一人当たりの消費が多いことから、ハーヴィー氏を起用し欧米からの集客をテコ入れする。

 観光機構は現在の昇龍道の事務局である「中部広域観光推進協議会」を衣替えし、国からさまざまな財政支援を受けられる日本版DMO(観光地域づくり推進法人)として発足する。

 <昇龍道> 中部国際空港や伊勢湾岸周辺から能登半島までの中部9県の南北軸を龍の姿に見立てた観光ルート。龍が縁起のいい中華圏からの誘客を目指し、2012年からPR。今は全世界がターゲットで欧米への浸透が課題。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索