トップ > 特集・連載 > 就カツッ > 記事一覧 > 記事

ここから本文

就カツッ

起業家を呼びセミナー 学生のベンチャー支援

起業家(左)の意見を熱心に聞く学生たち=名古屋市中村区名駅の大名古屋ビルヂングで

写真

 企業に入るだけが就活ではない。起業という道もある−。名古屋大(名古屋市千種区)の学術研究・産学官連携推進本部は、起業を目指す学生向けの事業「Tongali(とんがり)プロジェクト」を始めた。

 名古屋市中村区の大名古屋ビルヂングで七月、とんがりプロジェクトの初めての会合が開かれた。学生たち百人は十人ずつの班に分かれ、それぞれの班に付いたベンチャー企業の社長たちと意見交換した。

 人材派遣業のスタッフブリッジ(名古屋市)の川島勝士社長や電子ビームを発射する装置を開発するフォトエレクトロンソウル(同)の鈴木孝征社長ら中部地方のベンチャー企業の社長たち十人が講師を務めた。

 学生は鈴木さんに「起業で不安だったことは」と聞くと、「成功したときのイメージを持つと、可能性が広がると思う」と答えた。「学生のベンチャーは失敗する可能性も高い。大企業に就職して、経験を積む必要もあるのでは」と学生を諭す講師もいた。

 産学連携が進み大学発のベンチャー企業が増えているため、学生の起業を助ける体制をつくろうと同本部はプロジェクトを設立。九月からは起業に必要な知的財産権などを学ぶ講座も始める。十二月には学生の起業のアイデアを競うコンテストも開く予定。

 同本部の森典華特任准教授は「東京や大阪と比べ、名古屋では大学発のベンチャー企業が少ない。若くて柔軟な発想を持つ学生を助けたい」と話す。

 参加した愛知学院大経営学部三年の佐々木一樹(かずしげ)さん(21)は「就職するだけでなく、自分の人生を充実させるためには起業という道も考えたい。社長との話し合いでは、会社を引っ張っていくたくましさを学べた」と話していた。

 

この記事を印刷する

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索