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知るコレ!

遊び感覚すいすい学ぶ 勉強アプリ

世界(せかい)の国の場所(ばしょ)をパズル式(しき)で楽しんで覚(おぼ)える勉強(べんきょう)アプリ=名古屋(なごや)市北区(きたく)で

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 もうすぐ夏休み。たっぷりの宿題(しゅくだい)が出るかもしれませんが、せっかくだからスマートフォンやタブレット端末(たんまつ)で楽しみながら勉強(べんきょう)してみませんか。ゲーム感覚(かんかく)で学べる無料(むりょう)の勉強アプリや、一流(いちりゅう)の先生の授業(じゅぎょう)がいつでも何回でも受(う)けられる塾代(じゅくが)わりの有料(ゆうりょう)アプリを紹介(しょうかい)します。 (芦原千晶(あしはらちあき))

 「パズル遊(あそ)びを楽しみながら、完成(かんせい)までのタイムを速(はや)くしようと頑張(がんば)っているうちに、世界(せかい)の国の名前と場所(ばしょ)と国の形を覚(おぼ)えた」

 そう笑(わら)ったのは、タブレット上で素早(すばや)く指(ゆび)を動(うご)かしながら、アプリ「あそんでまなべる世界地図パズル」を楽しんでいた名古屋(なごや)市北区(きたく)の小学六年の女子。母親に勧(すす)められて二年の時に日本版(ばん)を始(はじ)め、その後、世界百七十六カ国のパズルをするように。サッカーのワールドカップに出場した国は、すべてどこにあるか分かったそうです。

 「楽しみながら勉強(べんきょう)できる無料(むりょう)アプリはたくさんあるんですよ」。スマホ用のアプリを紹介(しょうかい)するサイト「アプリヴ」の中村(なかむら)紘子(ひろこ)さんは話します。子ども向(む)けの勉強アプリはスマホの普及(ふきゅう)に伴(ともな)い、八年ほど前から登場(とうじょう)してどんどん増(ふ)え、小学生向けだけでも数百円の買い切りタイプなども含(ふく)めれば約(やく)三百掲載(けいさい)しているそうです。場所を選(えら)ばず、隙間(すきま)時間で学べる▽音が出たり触(ふ)れたりゲーム感覚(かんかく)で楽しめる▽繰(く)り返(かえ)し学ぶことが苦(く)になりにくく、暗記(あんき)科目に有効(ゆうこう)−などの良(よ)さがあるといいます。

 「手持(ても)ちぶさたな子どもに、親御(おやご)さんがスマホを与(あた)えることは多いと思う。どうせなら勉強アプリをさせてみては」。九九が覚えられたり、漢字(かんじ)を書き取(と)りしたり、英単語(えいたんご)の発音(はつおん)やスペルを学べたり。さまざまなアプリをお薦(すす)めしてくれました。

 ただ、注意点(ちゅういてん)もあります。「勉強とはいえ使用(しよう)時間のルールを決(き)めることは大切。個人情報(こじんじょうほう)を書き込(こ)んだり途中(とちゅう)から有料になったりすることもあるので、親自身(おやじしん)がアプリをダウンロードして事前(じぜん)に試(ため)してほしいですね。機能制限(きのうせいげん)などスマホのセキュリティーをかけることも忘(わす)れずに」と話してくれました。

 受験勉強(じゅけんべんきょう)に使(つか)えるような本格的(ほんかくてき)な勉強アプリもあります。「好(す)きなときにできて、テスト前に苦手(にがて)な部分(ぶぶん)を復習(ふくしゅう)するのに便利(べんり)」と語ったのは、有名(ゆうめい)な塾講師(じゅくこうし)の授業(じゅぎょう)の動画(どうが)が見放題(みほうだい)のアプリ「スタディサプリ」を使う埼玉県熊谷(さいたまけんくまがや)市の中学二年の男子生徒(せいと)。部活動(ぶかつどう)が忙(いそが)しく、塾通いが嫌(いや)で始(はじ)めました。生徒の母親は「タブレットを片手(かたて)に寝(ね)っ転(ころ)がりながら勉強している」と苦笑(くしょう)しつつ「月額(げつがく)千五十八円(税込(ぜいこ)み)はお安(やす)い」と満足(まんぞく)そうです。

 誕生(たんじょう)のきっかけは、「住(す)んでいる場所や経済(けいざい)的な条件(じょうけん)で塾に行けない学生さんに、ネットさえあれば本格的に勉強できるサービスを安価(あんか)で提供(ていきょう)したい」という開発(かいはつ)チームの思い。チームにいたリクルートマーケティングパートナーズの松尾慎治(まつおしんじ)さんが教えてくれました。

 二〇一二年に大学受験生向(む)け、一五年に小学四年生以上(いじょう)の児童(じどう)や中学生向けがスタート。小四〜高三の全教科(ぜんきょうか)・科目が受講でき、確認(かくにん)テストも。一七年度(ねんど)までのユーザーは累計(るいけい)で六十四万人。前年度の一・五倍(ばい)に増(ふ)えたそうです。

 スタディサプリを使いながら塾にも通う東京都世田谷区(とうきょうとせたがやく)の中学一年の男子生徒は「旅行(りょこう)や外出先でのちょっとした時間に学べるのがいい。ただ、知識(ちしき)をインプットするのにはいいけれど、実際(じっさい)に紙の上で問題(もんだい)を解(と)いて成果(せいか)を確(たし)かめるアウトプットには弱いかな」とも話してくれました。

 アプリヴの中村(なかむら)さんは「多様(たよう)なアプリがあり、人それぞれ向き不向(ふむ)きもあるので、いろいろ試(ため)して自分に適(てき)したものを見つけてみて」と助言(じょげん)をくれました。

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