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高浜再稼働 全国知事アンケート

中間貯蔵 「サイクル」行き詰まりの象徴

 中間貯蔵施設は、原発から出た使用済み核燃料を再処理するまで一時的に保管する「倉庫」だ。2013年8月、東京電力と日本原子力発電が青森県むつ市に全国で初めて設けた。現在、新規制基準による審査が続いている。

 施設は使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」の行き詰まりから生まれた。

 日本は、使用済み核燃料に含まれるプルトニウムとウランを資源とみなし、再処理工場で抽出する予定だった。だが、青森県六ケ所村の再処理工場は高レベル放射性廃液をガラスと混ぜる溶融炉でトラブルが頻発。当初計画から23回も完成時期を延期している。

 国は昨年10月に示したアクションプランで、電力会社に使用済み核燃料対策計画の策定を要請。これに従い、関西電力は11月、福井県外で2020年ごろまでに中間貯蔵施設の計画地点を確定し、30年ごろに操業を開始する計画を策定した。

 廃炉中も含め原発3基がある福井県美浜町議会が04年に中間貯蔵施設の誘致を決議。関電に立地調査を申し入れたこともあるが、同県の西川一誠知事が県外を主張しているため、最近は様子見が続く。

 関電は社内にプロジェクトチームを設け、福井県を除く自治体や地域団体向けに3100回以上の訪問説明をしたが、候補地のめどは立っていない。

 

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