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鉄道まるっと切り抜き帳

第2の人生を静かに満喫 廃止10年の名鉄モノレール線

開業時の塗装で展示中のモノレール=犬山市の日本モンキーパークで

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モノレールの仕組みを間近で眺められる展示車両=岐阜県可児市の「湯の華アイランド」で

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 犬山市内を走っていた名鉄モノレール線が廃止されて、今月末で10年になった。車両の一部は、犬山市犬山の日本モンキーパークと岐阜県可児市土田の日帰り温泉施設・湯の華アイランドに保存され、静かに余生を送っている。 

 モノレール線は1962(昭和37)年3月に開業。名鉄犬山遊園駅と動物園駅(現在の日本モンキーパークと日本モンキーセンター)の間1・2キロを結び、「夢の空中電車」の別名まであった。ピークには1日3000人が利用したが、マイカー客の増加などで約20年後には赤字に。施設も老朽化したため、名鉄は2007年に廃止を決め、08年12月27日で運行を取りやめた。

 モンキーパークで保存されているのは先頭車両など2両。廃止直前の車両はサルなどのイラストが描かれていたが、62年の開業時の姿に塗装し直した。遠目から外観を眺められる。

 湯の華アイランドは先頭車両を購入し、09年にトレーラーで運び込んだ。外観に南国風の大きな花の図柄などを入れて、木曽川の展望施設に使っている。こちらは乗り込むことができる。コンクリート製のレールの上をゴムタイヤで走る国内初だった「跨座(こざ)式」の仕組みも間近で確かめられる。

 廃止10年の節目だが、両施設とも特別なイベントはなし。モンキーパークのスタッフは「まれに車両を見るためだけに来園される方がある」と話していた。

(三田村泰和)

 

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