トップ > 特集・連載 > 鉄道まるっと切り抜き帳 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

鉄道まるっと切り抜き帳

自慢の太多線これからも 開業100年で沿線住民思い語る

開業100年を迎えたJR太多線を眺める市原さん(右)と孫の片野美空さん(左)、漣音君=多治見市姫町で

写真

 多治見市の多治見駅から美濃加茂市の美濃太田駅まで17.8キロを結ぶJR太多(たいた)線が28日、開業から100年を迎えた。今までの100年への感謝と、これからの100年への期待を込めて、沿線住民や利用者に思いを聞いた。 

 多治見市の姫駅近くですし店を切り盛りする市原都さん(61)は同市市之倉町出身。「地元ではバスしか走っていない。嫁いできた時は踏切の音がやかましく思えたけど、すっかり慣れちゃった」と笑う。孫の片野美空(みく)さん(9つ)、漣音(れお)君(6つ)が太多線に乗って通学する日もそう遠くない。「駅は庭みたいなもの。都会じゃないけど、列車のある風景はすてきでしょ」と、自慢げに線路を眺める。

 可児駅から多治見方面の列車に乗った可児市の前田重徳さん(71)は「普段は車だけど、今日は名古屋で飲むので久しぶりに乗るよ」と笑顔。「働いていた時は8時すぎに特急があって、それに乗って通ったな」と述懐する。

 美濃川合−可児間を通学で使う可児市の美濃加茂高校1年、金子真穂さん(16)と、御嵩町の同校1年、可児圭盛(けいせい)さん(15)は「列車通学も慣れたけど、朝は結構混んでいるよね」と顔を見合わせる。「乗り遅れそうになって焦ったり、空いた席見つけても他の人に座られちゃったり」と通学の思い出を語る。

 中学時代から通学で利用している可児市の多治見西高校2年、柳原渓斗(けいと)さん(17)は「乗り降りに迷ったり、車内の揺れで転びそうになったりした時に、車掌やお客に優しく声を掛けてもらった」と振り返り、「太多線がなかったら学校にも通えていない。人に優しい列車として続いてほしい」と願う。

(斎藤航輝、渡辺真由子)

 

この記事を印刷する

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索