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鉄道まるっと切り抜き帳

パステルカラーの122号車、69年の歴史に幕 四日市あすなろう鉄道

最終運行になったパステルカラー車両と、記念撮影する鉄道ファンたち=あすなろう四日市駅で

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 四日市あすなろう鉄道の最後のパステルカラー車両が2日、最終運行を迎えた。出発直前にあすなろう四日市駅でセレモニーが開かれ、県内外の鉄道ファン約300人が集まり、長年愛された列車の別れを惜しんだ。3両1編成のうちの1両「122号車」は69年間の「現役生活」を終え、引退となる。   

 午後2時、運輸管理所長の山上雅人さん(54)の「発車よーし」を合図に、最終列車が出発。122号車には定員を超える約100人が乗り、社員が手を振って見送った。山上さんは「長年車体が大きく変化することがなく、レトロな雰囲気が愛されたのではないか。雨漏りしても苦情は1回もなかった。これからも愛される鉄道であり続けたい」と話した。

 セレモニーでは、同号車の改造工事に携わった運輸課の森田幸宏課長(62)が車両の歴史を紹介。「昔のドアは手動で乗客がかぎを閉めた。駅に停車する前にドアを開ける学生がいて、駅員がげんこつしていた」と往時を振り返った。

 津市豊が丘小学校1年竹口結大君(6つ)は「パステルカラーの電車は前から見ると食パンみたいでかわいかった。最後になって寂しい」と惜しんだ。鉄道ファンの神奈川県小田原市の会社員男性(39)は「地元の人が大勢駆けつけて、あすなろうの魅力は地元の人に支えられてるところだと思う」と話した。

 他の2車両は、12月ごろ、緑と白色の「なろうグリーン」に改造して運行される。

(高島碧)

 

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