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鉄道まるっと切り抜き帳

廃線の軌道跡歩いて歴史感じる 豊橋鉄道田口線で愛好家ら

50年前廃線になった田口線の軌道跡を歩く参加者=設楽町田口で

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 50年前廃線になった豊橋鉄道田口線の軌道跡を歩く催しが4日、設楽町であり、鉄道愛好家ら約20人が参加した。町内の有志でつくる「田口線50の会」が主催した。

 三河田口駅跡から清崎駅跡まで、寒狭(かんさ)川沿いの軌道跡をたどる5キロのコース。設楽ダムの建設工事が始まっており、一行は行き交う工事車両に注意しながら、当時のまま残るトンネルや鉄橋を歩いた。

 コースの大部分は、ダムが完成すれば水底に沈む。北海道函館市から参加した公務員兵庫隆俊さん(48)は「もう見られなくなると聞き、はるばるやって来ました。自然景観がすばらしいですね」と感動した様子だった。

 田口線は、三河田口駅と新城市の国鉄(現JR)本長篠駅を結んだ22・6キロの単線鉄道。1968(昭和43)年8月31日、廃線になった。田口線50の会はインターネットを使ったクラウドファンディングで資金を集め、廃線マップや記念グッズ作り、トンネルにミニ電車を走らせるイベントなどを企画している。

 田口線50の会の石井峻人(たかひと)代表(34)は「地域の暮らしを支えた貴重な遺産。イベントを通し、風化しつつある記憶を将来に伝えていきたい」と話した。 

(鈴木泰彦)

 

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