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鉄道まるっと切り抜き帳

新型「削正車」でレール迅速整備 JR東海

JR東海の新しいレール削正車=愛知県豊川市で

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 JR東海は、列車の走行でもろくなったレールの表面を削る「レール削正車(さくせいしゃ)」の新型車を公開した。保守作業の効率化が狙いで、4月に導入した。

 列車が繰り返し通過することでレールの表面がわずかに荒れ、傷つきやすくなる。傷を長期間放置すれば最悪の場合、レールが破断する恐れがあるため、荒れた層を定期的に削り、傷の発生を未然に防いでいる。

 スイス製で3両編成のうち1両はディーゼルエンジンを積んだ動力車。残り2両はレールを削る回転式の砥石(といし)を左右に計16個備え、同一区間を3往復し計約0・1ミリ削る。

 旧型車よりレールに砥石を押しつける圧力を高めたことで作業の高速化を実現。1時間当たり最大200メートルだった作業距離を同300メートルまで延ばした。通過車両の多い東海道線と中央線で夜間に作業する。作業を監督する東海鉄道事業本部保線課の中村亮主任は「操作のほとんどがコンピューター制御で、作業員の負担も軽くなった」と話した。

 ほかに東海道新幹線では線路脇に設置された送電ケーブルを自動交換できる車両の導入を計画。古いケーブルを持ち上げて自動で撤去し、新しいケーブルを敷設する作業を、分速6メートルで可能にするという。これまでは1メートル当たりの重さが約27キロあるケーブルを細かく切断して人力で撤去しており、作業員の負担が大きかった。 

(久野賢太郎)

 

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