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鉄道まるっと切り抜き帳

期間限定の車窓の黄金郷 イチョウと名鉄電車

撮影データ レンズ24―105ミリ、F22、1秒、ISO50

写真

 黄金の中を走る、真っ赤な電車。冬本番に向かうわずかな期間しか見られない、稲沢市祖父江町の風物詩だ。

 ギンナンの日本有数の産地を走る名鉄尾西線。イチョウの木を小さな森のように植えた畑がそこかしこにあり、その数1万1000本。車窓に、流れゆく鮮やかな黄金色が映った。

 黄金郷のはじまりは江戸時代。イチョウは水分を多く含むため、防火や、冬に山から吹く冷たい「伊吹おろし」を和らげるとして植えられたという。ここでとれたギンナンは粒が大きく、高値で取引され、まさに“金”のなる木となった。

 石垣実さん(90)は「酒好きの祖父がつまみのために植えた」という樹齢160年ほどの大木をはじめ35本を守る。多くの畑ですでに葉は落ち、畑にふかふかの「金の絨毯(じゅうたん)」が広がる。

  写真・今泉 慶太

   文 ・秦野ひなた

 

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