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鉄道まるっと切り抜き帳

完集しよう人気の「鉄カード」 全国41社が発行

じわりと人気が拡大している鉄カード=名古屋市中区で

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 列車の写真などをあしらい、鉄道各社が発行する「鉄カード」の人気がじわりと広がっている。岐阜県恵那市の第三セクター明知鉄道が音頭を取って、今年3月に20社が発行を始めた。10月からの「第3弾」で愛知県長久手市の愛知高速交通(リニモ)など15社が参加。全国41社に拡大する。コレクター心をくすぐり、乗客減に悩む地方の鉄道を盛り上げる。 

 カードは名刺より少し大きい。各社の営業距離や駅数、保有する車両の数などのデータも載っている。

 発案者の明知鉄道広報担当、伊藤温子(あつこ)さん(40)は「少しずつ口コミで広がれば、という程度だったんですが、期待以上のペースで各社に広がり、びっくりです」と話す。

 恵那市内の恵那−明智間25・1キロを結ぶ明知鉄道は、沿線人口の高齢化などで利用者が減少。2016年度は38万人で、10年前より3万人以上少ない。「地方のローカル鉄道は、どこも似たり寄ったりの苦しさがあるはず」と考えた伊藤さんが、既に人気がある「ダムカード」や「マンホールカード」を参考に、各社に呼び掛けた。

 イベントや駅の売店でグッズを1000円以上買った人にプレゼントするなど、配布の方法は各社の自由。枚数は500〜1万枚とそれぞれで、枚数限定ゆえの「レア感」を演出する社もある。東海地方の会社に関東のファンからカードを入手する方法について問い合わせの電話が入るなど、注目が増している。

 第3弾からの新規参加は、NHK朝ドラ「あまちゃん」のモデルで有名になった三陸鉄道(岩手県)や、九州から初のくま川鉄道(熊本県)など。

 愛知高速交通の広報担当北原奈央さん(30)は「鉄カードが旅の目的になってくれれば」と期待を込める。

 7、8日には、明知鉄道など中部の17社のカードが入手できるイベントが名古屋市の金山駅一帯である。

(中野祐紀、写真も)

 

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