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鉄道まるっと切り抜き帳

「モ14」も見学、往時の田口線しのぶ 設楽で廃線跡歩くツアー

保存されている旧田口線の電車を見学する参加者=設楽町田口の奥三河郷土館で

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 豊橋鉄道田口線の廃線跡を歩くツアーが3日、設楽町内であり、県内外から参加した25人が、約半世紀前まで奥三河の動脈として活躍した鉄道の在りし日をしのんだ。

 豊鉄と奥三河観光協議会が企画。一行は町立奥三河郷土館に展示されている電車「モ14」を見学した後、三河田口駅跡から寒狭(かんさ)川(豊川)沿いに、清崎駅跡まで4・5キロを歩いた。

 廃線跡は町道として整備され、鉄橋やトンネルが往時のまま残っている。横浜市保土ケ谷区から訪れた安藤直樹さん(53)は「歴史遺産として後世に伝えてほしいですね」。4人グループで参加した大阪市旭区の三浦章子さん(71)は「自然景観がすばらしい。すてきなところですね」と笑顔を見せた。

 田口線は三河田口と本長篠(新城市)を結んだ22・6キロの電車路線。1968(昭和43)年8月、廃線になった。寒狭川では設楽ダムの建設工事が進んでおり、完成すれば廃線跡の一部と三河田口駅跡は水没する。

 ガイドを務めた奥三河郷土館学芸員の石井峻人(たかひと)さん(33)は「水没まであまり時間は残されていない。多くの方の記憶にとどめていただけるよう、案内を続けていきます」と話した。

 (鈴木泰彦)

 

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