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鉄道まるっと切り抜き帳

旧名鉄線「モ510」を手作り 旧黒野駅レールパークで展示

完成した木製電車に乗って「町のシンボルになれば」と願う山田理事長=8月16日、大野町黒野のレールパーク黒野で

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 大野町のNPO法人「くろの」は、旧名鉄線で運行していた電車「モ510形」を模した木製の赤白電車を手作りした。同町黒野の黒野駅レールパークに展示しており、理事長の山田宏志さん(70)は「町の新たなシンボルになれば」と願っている。

 レールパークは旧黒野駅を改装。かつては旧名鉄揖斐線と谷汲線が運行されており、2005年の揖斐線廃線まで町の交通を支え続けてきた。13年にレールパークを整備し、15年3月にはこの地を走った車両「モ512号」を美濃市から1年間借りて展示していた。

 しかし昨年3月に返却して以降、ホームと線路だけの状態が続いていた。町のシンボルがない現状を変えようと、くろののメンバーが木製電車の製作を始め、半年かけて完成した。

 木製電車は全長3・6メートル、高さ1・5メートルの1両編成で、子ども10人ほどが乗れる大きさ。シニアカーの動力を搭載し、時速5キロほどで線路を走れる仕様。木製の車体は赤と白色に塗り、正面に「黒野」の看板を設置。実際の電車に使われていた速度を制御する「マスターコントロール」も取り付け、本物志向にこだわった。

 現在は安全性の問題から展示のみだが、将来的には改造しながら乗車体験会を開く構想だ。

 山田さんは「本物の電車があれば越したことはないけど、訪れる人たちに電車のある駅を楽しんでほしい」と話している。

 (広田和也)

 

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