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鉄道まるっと切り抜き帳

蓄電池式機関車が客車けん引 関電「黒部ルート」一般公開

黒部川第4発電所と欅平を結ぶ客車を引く蓄電池式の機関車=富山県黒部市で

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 関西電力(大阪市)が管理する業務用地下トンネル「黒部ルート」の一般向けの見学会が7日から始まる。黒部ダム(富山県立山町)から同県黒部市の欅平までの約18キロ区間で、1日には報道機関向けの事前説明会が開かれた。 

 黒部ルートは関電黒部川第4発電所(黒部市)を経由し、主に同発電所を運営するために必要な作業員の移動や物資輸送のための地下通路。

 関電トンネルトロリーバス扇沢駅(大町市平)からルート始点となる黒部ダム駅に向かい、同駅からバスで約10キロのトンネルを抜け「インクライン」と呼ばれるケーブルカーの上部駅(標高1、325メートル)に着いた。

 上部駅から下部駅までは標高差が456メートル、斜面の長さ815メートルあり、ケーブルカーは34度の勾配を20分で走行する。

 下部駅に隣接している第4発電所は、地下約200メートルで4基の発電機が稼働し、このうち1基では軸がごう音を上げて回転する光景が見学できる。

 その後は関電黒部専用鉄道の第4発電所前駅から、蓄電池式の機関車が引く客車に乗車し、6・5キロ先にある欅平上部駅へ。

 1939(昭和14)年にできた高低差200メートルの竪坑(たてこう)エレベーターを降り、工事用トロッコ電車に乗り継いで黒部ルート終点の黒部峡谷鉄道欅平駅に到着した。

 ルートを巡ると、電力を生み出している黒部峡谷の奥深さや、開発した人たちの苦労などに触れることができるのが魅力だ。

 見学会は11月9日まで34回企画される。一般向け見学会は7回まで募集が終了し、現在は8回以降で受け付けている。参加無料。(問)関西電力黒部ルート見学公募委員会=076(442)8263

(林啓太)

 

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