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鉄道まるっと切り抜き帳

大広間に300編成、1000両の鉄道模型 福井・大野の旧料亭

旧料亭の大広間に総延長1キロの線路を敷いて鉄道模型を走らせる男性ファンたち=大野市日吉町で

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 大野市日吉町の旧料亭「番匠(ばんじょう)」で13日、鉄道模型の走行会が開かれ、鉄道ファンが83畳の大広間(長さ20・7メートル、幅6・3メートル)にレイアウトした総延長1キロの線路上で、特急サンダーバードなど自慢の電車を走らせた。 

 「番匠」は、福井市の老舗駅弁メーカー「番匠本店」で大番頭を務めた木下繁雄さん(故人)がのれん分けを受け、1934(昭和9)年に創業。大広間は大野市民の冠婚葬祭の場として広く利用されたが、2015年に廃業した。

 木下さんのひ孫で鉄道ファンの大悟さん(35)が、使わなくなった大広間での模型走行会を計画。会員制交流サイト(SNS)などを通じて呼び掛けたところ、鉄道ファンでつくる「関西学生鉄道連盟」のOBら県内外の愛好者10人が賛同、レールや車両などを持ち寄った。

 模型は一般的なNゲージ(レール幅9ミリ)に加え、広い会場を生かしてHOゲージ(同16・5ミリ)も登場。50メートルの周回コースを設営する人や、高速道路のジャンクションのような「四つ葉のクローバー」型の線形を作り上げる人も。サンダーバードやしらさぎ、越美北線で活躍するキハ120形など300編成で約1000両の模型がレールに乗せられた。

 福井市から参加した伊藤晃嗣(あきつぐ)さん(26)は「これだけの規模の走行会は初めて。思う存分レイアウトを楽しめた」と満足の様子。大悟さんは「多くのファンが集まりうれしい。今後も大広間を生かした走行会を開いていけたら」と話していた。

(藤井雄次)

 

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