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鉄道まるっと切り抜き帳

名古屋市電の風景を銘板に 東区の公園に設置

市電が走る昭和40年代の風景を紹介した銘板=名古屋市東区の矢田第2公園で

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 市電が走っていた昭和40年代の風景を紹介する銘板が、名古屋市東区矢田南4の矢田第2公園に設置され、除幕式があった。大正末期以降、田園から工場地帯、文教地区へと変貌を遂げてきた街の歴史を感じることができる。          

 銘板は縦60センチ、横90センチ。メインは1972(昭和47)年に撮影された現在の矢田5丁目交差点付近の白黒写真。代表的な市電の車両「1400型1426」や自動車、三菱電機名古屋製作所が写っている。製作所ができる前、沼のようになっていた23(大正12)年の写真も横に配し、時代の変化が分かるようにした。

 メイン写真は昭和区の元名鉄社員服部重敬さん(62)、大正の写真は製作所がそれぞれ提供した。

 設置された場所は、矢田5丁目交差点の南300メートルの地点。三菱電機名古屋製作所の東側に当たり、名古屋市に編入された大正10年ごろは田園風景が広がっていた。昭和13年に三菱重工業の航空機発動機部門の工場が建設され、一帯は戦禍に遭った。戦後は跡地に小中学校や大学、団地などが建った。

 除幕式は1月31日にあり、選定委員や地元住民ら20人が祝った。選定委員で郷土史家の高田真由美さん(63)は、銘板が名城大ナゴヤドーム前キャンパスのすぐ西側に位置することから「将来を担う若い人たちにも、足元の歴史を感じてほしい」と期待した。

 銘板の設置は、地域の歴史や文化に触れる機会を提供しようと市が進める事業。東区では2014年度に始め、5カ所目になる。既設のオアシス21、ヤマザキマザック美術館、徳川園は明治末期の風景、東区役所は大正・昭和の風景を紹介している。

(戸川祐馬)

 

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