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鉄道まるっと切り抜き帳

木育トレイン出発進行! 伊賀鉄道伊賀線開業100年

内装が木目調に統一された車内。伊賀忍者にちなみ、手裏剣の形をしたつり輪もある=伊賀市の上野市駅で

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 近鉄と伊賀市が出資する第三セクター「伊賀鉄道」は11日、県産木材を使って内装を木目調に一新した車両「木育トレイン」の運行を始めた。伊賀線開業100年に合わせた。 

 木育トレインになったのは1編成2両の緑忍者列車。カエデやヒノキといった5種の木材で車内の壁、つり輪などを作った。木を使いにくいドアや床は木目調シートを貼り、統一感を演出している。

 上野市駅であった出発式では、伊賀鉄道の加藤千明社長が「伊賀線100年の記念事業。魅力の向上につながれば」とあいさつし、鈴木英敬知事や岡本栄市長らとテープカット。初運行の車両に乗り込んだ鉄道ファンや子どもらは「木の香りが心地良い」「ふと落ち着ける車内になった」と笑顔を浮かべていた。

 木育トレインは、JR九州の「ななつ星in九州」など、内装に木材を使った観光列車が各地で人気を集めている点に着目した。列車名は、子どもたちに木に親しんで育ってもらう意味も込めた。

 改修費は総額2400万円。資金の一部はふるさと納税制度を活用して集めた。県産木材のPRにもつながるため、「みえ森と緑の県民税」の交付金も1800万円使っている。

 車両は近く本格的にダイヤへ組み込まれる。運行時刻は前日午後5時ごろに決定。(問)上野市駅=0595(21)3231

 伊賀線 関西線の伊賀上野駅と上野町(現・伊賀市)の中心部を結ぶため、1916年8月に開業。運行会社や区間変更をへて、2007年から伊賀鉄道が運行する。現在は14駅(伊賀上野−伊賀神戸)、16・6キロ。来年4月から伊賀市が車両や施設を所有し、伊賀鉄道が運行する「公有民営方式」へ移行する。

(植木創太)

 

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