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尾張万華鏡

景色は極上のアート 近鉄特急「しまかぜ」

撮影データ レンズ16−35ミリ、1・3秒、F16、ISO50

写真

 六枚の窓に切り取られた景色が流れていく。三重県の賢島発名古屋行きの近鉄特急「しまかぜ」の最後尾。二月の夕方、切り絵のような車窓は蟹江町で夕日と空、雲の色が溶け合い、絶妙なグラデーションに。シートにもたれると次々と新たな“アート”が現れる。

 大阪難波、京都、名古屋の三駅と賢島駅を結ぶ。「単なる移動手段ではなく、乗ること自体が楽しみに」。そんな願いを込め二〇一三年に導入以来、二月末までに計百十一万人を運んだ。

 神奈川県小田原市の会社員西山正明さん(68)は妻洋子さん(68)と伊勢志摩に旅行した帰り。客席で笑顔で寄り添う姿を、車掌さんが撮ってくれた。西山さんの仕事が忙しく「二人の写真はほとんどない」と洋子さん。極上の空間で、流れる景色に浸るのも良し。思い出に浸るのも良し。

 写真・今泉慶太

 文・高本容平

 
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