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尾張万華鏡

中京大の自動化書庫 80万冊から即お届け

撮影データ レンズ16−35ミリ、F8、1/20秒、ISO6400

写真

 ビルの路地に迷い込んだようだ。天井にまで届くほどの細長いクレーンが、高速でこちらに向かってくる。

 無数の本が並ぶ中京大の「自動化書庫」。古書独特の香りが漂う室内で、二階分の高さの棚に整然と書物が並んでいる。棚と棚の間にあるクレーンが動き、アームが伸びてコンテナを引き出し、搬送機まで運ぶ。機械の黙々と働く姿は近未来世界のようだ。

 約八十万冊を所蔵可能。二〇一一年、校舎の建て替えに伴い開設した。パソコンで検索した本が、約三分でカウンターに届く。

 図書館事務課長の森下克人さんは「効率化や省力化は進んだ。ただここでは本に触れ合わない分、選書の機会が減る側面もある」と話す。

 自動化書庫を抜け、図書館へ向かうと、本棚に並ぶたくさんの本を眺める学生の姿。思わぬ本に出合い、新たな発見を楽しめる機会も大切にしたい。

 写真・浅井慶

 文・竹谷直子

 
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