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尾張万華鏡

陸上ハードル 栄冠へと越えていく

撮影データレンズ400ミリ、1/1250秒、F5.6、ISO400

写真

 跳んだり、太ももを手のひらでたたいたり。スタート地点に並んだ八人が、心と体の緊張をほぐす。

 女子100メートルハードルの決勝。空を見上げている選手が一人。安城学園高校三年古橋佳奈さん(17)は「いってきます」とつぶやいた。「日本一を取りたい」。その目標を応援してくれた亡き母に見てもらえるように。

 スターティングブロックに足を乗せると、高ぶった気持ちは静まりかえった。「バン」。電子ピストル音とともにかがめた体をはじけさせた。

 八歩目で最初のハードルへ。〇・八三八メートルの高さを越える。イチ、ニ、サン、イチ、ニ、サン…。十台のハードル間は三歩で駆け抜ける。前へ前へ。誰よりも速く。

 名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂スタジアムで二十日にあった陸上のU18・U20日本選手権。それぞれの思いを抱えた男女が白いハードルを越えていった。その先にある栄冠を目指して。

 写真・今泉慶太

 文 ・大沢 悠

 
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