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尾張万華鏡

フードバンク 食品ロスも減らそう

撮影データ レンズ20ミリ、F2・8、1/125秒、ISO200

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 「今夜のおかずは大根を使おう」「うちは新鮮なキャベツを生で食べるわ」−。そんな声が聞こえてきそうだが、ここは八百屋さんの店先ではない。

 名古屋市北区柳原のNPO法人「セカンドハーベスト名古屋」。食べられるのに、ふぞろいや規格外などの理由で捨てられる「食品ロス」の品を農家やスーパーなどから譲り受け、生活に困った個人や福祉団体などに無償で渡す「フードバンク」だ。

 二〇〇九年から個人のほか、児童養護施設など百九十の団体に年間計四百トンの食料を提供。ベストを着たボランティアたちが、傷みや変色がないかをチェックして、配布先ごとにバランス良く詰める。

 法人理事の山内大輔さん(35)によると、年間の国内のロス総量約六百二十一万トンのうち、フードバンク経由で誰かに行き渡るのは0・1%以下という。もったいない、もっと配ればいい、と思ったあなた? 「困っている人を減らそうと始めたら、ロスの方がどんどん出てくる、というのが実感です」と山内さん。総量を減らす努力なら、私たちにもできるかもしれない。

 写真・岡本沙樹

 文・那須政治

 
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