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尾張万華鏡

マンモグラフィー 見逃すな、小さな大敵

撮影データ レンズ24−70ミリ、1/30秒、F5、ISO800

写真

 カチカチ、カチッ−マウスの操作音とともに、暗闇に浮かび上がる青白く丸い影。画面の前には、ぐっと顔を近づける人たち。ここは、インターネットのハッキングを監視するオペレーションルーム? いえいえ、目を光らせるのは全国から集まった医師。見つけようとしているのは「乳がん」だ。

 NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構(名古屋市中区)が市内で開いた読影試験での一こま。画面に写るのは、マンモグラフィー(乳腺エックス線検査)の画像だ。医師たちが真剣なまなざしなのも、無理もない。合格しなければ、自治体によっては住民検診の機関として認められない場合もあるのだ。

 「大雪原から白いウサギを探すようですよ」。同機構の堀田勝平事務局長は読影の難しさを話す。乳腺が密集して全体が白く写った画像の中から、中心部がより白く、縁がギザギザした固まりを見つけていく。「一年間に一万人を読影しないと、技術は維持できないと言われています」

 四十代以上の方々、お忘れでないですか。今月は、世界規模で乳がん検診を呼び掛けるピンクリボン月間。二年に一度は検診へ。

  写真・文 太田朗子

 
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