トップ > 特集・連載 > 尾張万華鏡 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

尾張万華鏡

ハートの絵馬 カワイイ形 人気沸騰

撮影データレンズ80−400、F11、1/13秒、ISO100

写真

 その数、優に一万枚。犬山市の国宝犬山城の麓、三光稲荷(いなり)神社にはハート形のピンク、ピンク、ピンクの絵馬がずらりと並ぶ。

 斬新な絵馬は宮司の水谷守さんが五年前に作った。「神社は伝統や歴史があり、一歩踏み出すのは難しいのですが、当時はお参りの方も多くなく、何とかしたいと思いまして」

 突如人気が出たのは昨年。自慢の写真をインターネットに公開する今どきの女性たちが、カワイイ絵馬と写真を撮ろうと殺到した。

 参拝者の急増で、絵馬の在庫が切れたことも。「三重県から来てくれた中学生ぐらいの女の子が、品切れと聞いてがっかりした顔が忘れられません」。以来、水谷さんは絵馬の発注量を増やし、切らしたことはない。

 「○○さんが戻ってきてくれますように」「面倒見がいい人が現れますように」「本気で私のことを好きになってくれる人に出会えますように」。絵馬を読んでいるうちに、くらくらしたのは暑さのせいか。下の端っこにあった「そろばんが、2きゅうまで、できますように」の幼い文字になぜかほっとした。

  写真・岡本沙樹

   文・三田村泰和

 
<この写真をご希望の方は> 掲載写真をお分けします 中日新聞フォトサービス

この記事を印刷する

新聞購読のご案内

PR情報

バックナンバー

Search | 検索