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みえびとの肖像

第49回 杉山恭子(15) サクソフォニスト

杉山恭子さん

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◆道行く人に癒やしを

普段は進学校に通う高校1年生。宿題や授業の予習復習に追われる=四日市市安島で

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 酔客が行き交う夜のアーケード街にサックスの音色が響く。演奏するのは九歳から路上ライブを続けている女子高校生。「疲れたサラリーマンを癒やしたい」。音楽の不思議な力を信じている。

 路上ライブを始めて間もない頃、脳梗塞を患った男性がファンになってくれた。小学生が演奏する姿を見て「俺も負けてられん」と病院を抜けだし、ライブに通ううちに病状は良くなっていったという。この出会いから、音楽で人助けをしたいと思うようになった。

 ライブは六年で千回を超える。「練習で手応えを感じたとき軽い気持ちで街へ出ます」。近鉄四日市駅前を中心に路上ライブを開き、月に一、二回、老人ホームや保育園などでも演奏会を開く。

 「気さくな人が多い四日市が好き」。夢は世界中の路上で演奏し、音楽療法に携わること。四日市の路上が生んだパフォーマーは、音楽でみんなを笑顔にする。

 写真・文 大橋脩人

 <すぎやま・きょうこ> 四日市市浮橋在住。岐阜県生まれ。小学4年でサックスを始め、四日市市や銀座、京都、台湾などで路上ライブをしてきた。四日市高1年。

足元に置かれた手作りの看板=四日市市諏訪栄町の四日市一番街商店街で

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