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みえびとの肖像

第35回 堀田三貴(42) 元女子野球日本代表・すし職人見習 

堀田三貴さん

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◆球から、すし 己と闘い

大切に保管された選手時代の思い出の品=桑名市寿町の玉寿司で

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 女子野球日本代表の選手として二度、世界一に輝いた。グラウンドからすし店に舞台を変えても、厳しい練習に耐えたことで生まれた強い気持ちを武器に戦う。「昔の自分には負けたくない」

 大学を卒業後、社会人野球チームに入団した翌年、日本代表の選考に合格した。日の丸を背負い、六年連続で世界の舞台でプレー。すし職人の夢をかなえるため、三十歳で野球界を離れた。

 両親が営むすし店の四代目。働き始めて十二年だが、気持ちはまだ下積み。「お客さんとの会話やメニュー作り、学ぶことは多い。握れればいいってもんじゃない」。仕入れや仕込みなど、裏方の仕事を担当する。

 師匠の父親には腕を認められているが、納得できていない。「店の表舞台に立つのは自分の腕に確信できたとき。その日は自分で決める」。相手は常に自分自身。理想の職人像を追い続ける。

ほぼ毎日朝市に行ってネタを仕入れる=名古屋市中村区の柳橋中央市場で

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写真・文 大橋脩人

 <ほった・みき> 桑名市青葉町在住。同市で生まれ、愛知県大府市の中京女子大(現至学館大)卒業後、女子野球日本代表に選出。27歳と29歳のとき世界大会で優勝した。桑名市寿町の玉寿司で働く。

 

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