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みえびとの肖像

第1回 喜田俊生(68) 丸山千枚田保存会会長

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◆手塩にかけた千枚田

パトロールする喜田さんが持つ明かりの軌跡が稲穂の上に浮かび上がる=熊野市紀和町の丸山千枚田で

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 実りの時期を迎え、黄金色に輝く丸山千枚田(熊野市)。オーナーらによる稲刈りの集いの前日、汗だくで準備に追われる。「編み傘は重くて首が凝るんや」。つばの浅い麦わら帽子の下、日に焼けた笑顔をのぞかせる。

 「それじゃいかん」。五年前、保存会が解散の危機にあったとき、自ら立ち上がった。「残したい風景やでなあ」。

 機械の入れない細いあぜ道。田んぼの手入れはほとんど手作業。夜は獣害防止のためのパトロールもこなす。骨の折れる作業も千枚田への熱い思いを持って取り組む。

 翌日、大勢のオーナーが訪れた稲刈りの集いを眺めてひと言。「良い天気になるよう徹夜でお祈りしたからな」。冗談を交える笑顔の奥のひとみが輝いた。

保存会の仲間らと談笑する喜田さん(前列右)=熊野市紀和町の丸山千枚田で

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写真・文 大橋脩人

 <きた・としお> 熊野市紀和町在住。奈良県で生まれ、10歳から高校卒業まで熊野市で育った。京都府内の化学製品会社や電器店に勤めた後、40歳で熊野に戻った。信条は「人を裏切らないこと」

◆私が担当します

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 8月から本紙三重総局カメラマンとして配属された大橋脩人(しゅうと)(24)です。愛知県春日井市出身の私は学生時代の4年間、三重大の学生として津市に住んでいました。海も山もあり、自然に恵まれた三重が大好きです。

 新連載「みえびとの肖像」(水曜日に随時掲載)はそんな県内に暮らす個性的な人や頑張っている人に光を当てて、写真グラフで紹介するコーナーです。連載の目標は100回です。

 趣味の登山と一人旅で鍛えたフットワークで街や山、時には海の中まで取材に行き、皆さんの笑顔を撮っていきたいと思います。どこかで見かけたら、気軽に声を掛けてください。

 

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