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みえびとの肖像

第4回 岡田果林(29) 三重大の練習船「勢水丸」航海士

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◆憧れへ一歩 航路開く

海図に進路や位置を書き込む=志摩半島沖で

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 内陸育ちで、近所を流れる川の堤防に「河口まで○○キロ」と書かれた看板を見て思いをはせた。「海までつながってるんだ」

 船長という言葉に憧れ、航海士を志し、今は三重大の練習船「勢水丸(せいすいまる)」の二等航海士として働く。十六人の乗組員のうち女性は一人だけ。力仕事も少なくない。「航海中はキビキビ動くことが多いため、休日はゆっくり過ごします」

 行き先はさまざま。伊勢湾を飛び出し、東シナ海まで行くことも。人里離れた大海原での眺めは格別だ。「水平線まで広がる星空を見たときは宇宙に浮かんでいるようでした」

 操舵(そうだ)のほか、実習などで乗船する学生の教育係も務める。「今の目標は海の奥深さを伝えること」。怖さや美しさを秘めた海に向かい、今日も舵(かじ)を取る。

さまざまな計器やボタンが並ぶ操舵室の先には大海原が広がる=志摩半島沖で

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写真・文 大橋脩人

 <おかだ・かりん> 松阪市鎌田町在住。埼玉県で生まれ、19歳で東京海洋大に進学。26歳で大学院を卒業し、現職。座右の銘は「先手必勝 後手地獄」

 

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