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東京モーターショー

騒音減や軽量化で差別化 メーカー、EV化で危機感も

アイシン精機が開発した電動ユニット「イーアクスル」=東京都江東区で

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 東京モーターショーで注目を集める電気自動車(EV)では、車の価値の中心だったエンジンがなくなり、部品点数が3分の2に減る。急速に押し寄せるEV化の波に自動車部品メーカーは危機感をあらわにしつつ、新たな商機をつかむための布石を打っている。

 モーターで走るEVは騒音が減り、室内の静けさや路面からの振動の小ささがより重視される。エンジンの「滑り軸受け(ベアリング)」で国内占有率が首位の大同メタル工業(名古屋市)は、アルミニウムの粉末を焼き固めて板状にした吸音板をPR。EVでも使用される変速機などでの採用を目指しており、広報担当者は「EV化への危機感はある。どうアプローチするかが課題だ」と話す。

 日本特殊陶業(同)は、EVの大幅な性能向上が見込める全固体電池の試作品を公開した。トヨタ自動車が2020年代前半の実用化を公表したことで注目が高まる中、同社の担当者も「今の事業の柱である点火プラグやセンサーが利益を上げている間に未来の車社会に貢献できる製品を開発したい」と意気込んだ。

 住友理工(同)は、モーターの過熱と騒音を防ぐウレタン材を展示した。同社は当面、エンジン車向けとEV化への対応を両輪とする「二正面作戦」を展開する構えで、担当者は「EV化は脅威でもあり、好機でもある。従来は入り込めなかった企業に食い込むチャンスだ」と打ち明ける。

 

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