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【雇用崩壊】退寮、炊き出し…厳寒の大みそか どん底新年、再生を誓う2009年1月1日
米国発の金融危機から解雇の大嵐が吹きすさび、不安の中で新年を迎えた非正規労働者たち。大みそかの夜に社員寮から追い出された派遣社員は「情けないよ」と唇をかんだ。厳しい寒さの中、名古屋市で行われたホームレス向けの炊き出しでは、どん底からの再生を誓う声も上がった。 愛知県大府市内の古いアパートの一室。ガラス窓からすき間風が吹き込む中、あわただしい荷造りの手を止めて元派遣社員の男性(42)がつぶやいた。 「今年は紅白(歌合戦)を見ている暇はないな」 アパートは派遣会社の社員寮。部屋の明け渡しは1日午前零時までと区切られていた。「大みそかに引っ越しに追われるなんて…。本当に情けない」 1年半前から名古屋港内の物流会社へ派遣されていたが、トヨタ自動車の輸入部品を扱う現場だったことから、「トヨタショック」が直撃。昨年11月下旬、12月末での解雇、退寮を宣告される。「本当にあっさりクビ。これが派遣というものかと思った」 元日以降は少ない蓄えを取り崩し、名古屋市内の安ホテルからハローワークに通う。 「意地があるから実家には帰れない。年も年だし厳しいと覚悟しているが、まだ名古屋で頑張りたい」と部屋を後にした。 ◇ 路上生活者らが年末年始を過ごす恒例の「越冬活動」が開かれている名古屋市中村区の公園。「ここから自分を再生しなきゃ」。北海道岩見沢市出身の元派遣社員の男性(48)は白い息を吐いた。 自動車関連会社で働いていたが解雇され、クリスマスイブの直前に名古屋市緑区の借り上げ社宅を出た。その後20社近くに職を求めたが不採用だった。 路上生活を始めて間もなく10日。新年は支援団体の後押しで求職を再開する。「野宿の経験をマイナスとは思わない」と自分に言い聞かせるように言った。 越冬活動実行委の大西豊さん(65)=笹島日雇労働組合委員長=は「仕事があれば働きたい人がほとんど。セーフティーネットとして生活保護と雇用確保の両面で抜本的な見直しが必要だ」と話した。 PR情報
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